【カムチャッカ半島大地震】地震と津波警報のニュースを見てふと気になったこと

気になる!

自動販売機にジュースを補充している作業員の方を見ていると、まるで大砲に砲弾を補充しているように見えてワクワクするのはきっと私だけ。

こんにちは、桐生真也です。

2025年7月30日午前8時25分頃、カムチャッカ半島付近でM8.7の大地震が発生しました。

日本に全国的に津波の危険性があると警報が発令され、情報が随時更新されている状況です。

現地では工場地帯が津波の被害を受けたりといった状況らしいですね。

自然災害は人間ごときにどうにかできることではないとはいえ、できることなら被害を受ける人が少なくあることを願うばかりです。

日本も地震に関しては他人事ではないですからね。

自然災害をどうにかすることよりも、多くの実害をデータにして、より効果的な安全対策や避難準備に役立ててほしいと思います。

ただ現地の人々には大変申し訳ないのですが、私の脳裏によぎったのはとある詩の一説。

しかも全部を思い出せるわけではなく、ほんの一部分。

「カムチャッカの若者が…」

確か谷川俊太郎先生の詩の一節だった気がする、国語の授業で教科書に載っていたような。

幸いにも私の住んでいる地域は海からも遠く、親戚一同も遠いのであまり心配にはならず、どちらかといえばこちらの記憶の欠片に興味が移ってしまいました。

調べてみるとやはり谷川俊太郎先生の詩で「朝のリレー」というタイトルでした。

「朝のリレー」

 カムチャッカの若者が
 きりんの夢を見ているとき
 メキシコの娘は
 朝もやの中でバスを待っている
 ニューヨークの少女が
 ほほえみながら寝がえりをうつとき
 ローマの少年は
 柱頭を染める朝陽にウインクする
 この地球で
 いつもどこかで朝がはじまっている

 ぼくらは朝をリレーするのだ
 経度から経度へと
 そうしていわば交換で地球を守る
 眠る前のひととき耳をすますと
 どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
 それはあなたの送った朝を
 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

谷川俊太郎 麻のリレー

私は詩の知識に明るいわけでもありませんが、何となくこんなオジサンになっても覚えているフレーズでした。

谷川俊太郎先生は1931年に生まれの日本を代表する詩人であり、昨年2024年11月30日に老衰のためこの世を去りました。

先生が亡くなったニュースは私も見て衝撃的だったと記憶しています、子供の頃に何度も名前をテストで書いていた人ですからね。

小学校の国語の教科書の先頭に載っていた気がします、最近の小学生の教科書にも載っているのでしょうか。

私の子供はこういった一般教養的な内容の授業ではないもので、小学生の子供を持ちながらも世情には疎いのです。

この詩を改めて読んだ時、当時の記憶ももやっと思い出しました。

カムチャッカ半島ってどこだよって思っていましたよ当時は、今も昔も地理はどうも苦手なのですが。

大人になってもこの詩の素晴らしさを一片も理解できない私ですから、子供の頃に理解できるはずもありませんね。

詩人とは、目の前に当たり前にあることを、豊富な語彙力と素敵な文章力て美しく表現する人達、という認識を改めて持つに至りました。

うん、なんと浅い。

自分でも解っていますが、どうにも芸術方面には感性が働かないようです。

絵画にしても詩歌にしても、私はただ感覚で素敵だなと感じるだけの側だということです。

こういったことを研究したり考察できる人は素直に尊敬します、国語のテストでも作者の心情を書けといった問題は苦手でしたから。

そんな感じで少しの懐かしさを覚えたニュースでございました。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

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