こんにちは、桐生真也です。
皆さんには、信じられる人はいますか?
苦しいときに助けを求めることができる相手や、困っていたら助けてあげたいと思える人が。
日頃あまり意識しないことかもしれません。
社会的な信用とか、そういった言葉はよく耳にするけれど、個人での信用とか信頼って普段は言葉にすることが少ないかと思います。
今回は信じることができる人との出会いの大切さについてお話しようと思います。
誰しもどこかで聞いたことがあったり、言われたことがある内容かと思います。
ただそれを改めて考え直すきっかけになればと思っています。
厳しいと言える部分もあるかもしれませんので、無理して読まなくて大丈夫ですからね。
拙い文章ですがご容赦ください。
気ままにお付き合いいただけたら幸いです。
積み重ねた成果だけでは脆く崩れやすい

信じると一言で言っても、その向きは一つではありません。
社会や仕事での信用とは、その中でも”技術”や”能力”に対して向けられることが多いです。
私も会社では部下を持つ身ですが、その辺りはやはりシビアに判断せざるを得ないのが現状です。
その人物が持つ能力、それが支持した仕事に対してどこまで成果を出せるかを判断しなければいけませんから。
仕事をこなす能力があれば重用します、職場での立場や環境も良好なものになるでしょう。
ただこれは非常に脆い信用です。
この信用は個人ではなく能力に対して向けているので、それができないと判断されれば容易く信用を失います。
実際に見ていて思うのは、多くの人がこの能力に対する信用を重視しているということです。
会社で働き、結果を重ねていくのですから当然ではありますし必要なのですが、これだけではダメなのです。
何か事情があってその能力が発揮できなくなった時、かなりあっさりと居場所が失われてしまうのです。
問題を起こした際にも同じことですよね。
現在問題になっている芸能人などもそうです、これまで相当に積み重ねてきた成果があったのに、あっさり社会から非難を浴びる側になってしまいました。
やってしまったことの大小はあるでしょうが、能力の高さでそれを帳消しにできることはありません。
また、能力や技術だけを信用されていると、人柄やコミュケーション能力を引き合いに出された時に大きなプラスと見られないことも多いです。
会社を含んだコミュニティは、他よりも優れた能力よりも、問題を起こさない人間を残す傾向が強いですから。
あまり仕事ができないけれど、周囲から好かれていて上手に過ごしている人がいませんか?
その人は失敗した時はきちんと謝ったり、周りとのコミュニケーションを円滑に行っていると思います。
仕事はできなくても、能力は低くても、そういった人の方が手放したくないと思うものなのです。
人は無意識にも平穏を選びます、多くの人がそうである以上は人間性とも言えます。
だからこそコミュニティの中で生きていくのは、波風を立てないことが重要になってきますね。
勿論、どうしても我慢できないことまで耐える必要はないのですが。
ちょっとだけの優しさが強い関係性を築く

些細な気遣いや優しさは、時として長く強固な関係性を築くことができます。
例えば自分が飲み物を買う時に、飲みたそうな物を買ってあげるとか。
奢ってもらえて嫌な気持ちになる人は多くありません、少なからずあなたに対して感謝の気持ちを抱きます。
真夏の暑い日に貰えた冷たいジュースは最高に嬉しいものです、頑張っている時のコーヒーも嬉しいですね。
自分を気遣って用意してくれたことに、悪感情など抱きようもありません。
相手はありがたいという気持ちを抱きます。
人からのそういった感情は簡単に得られるものではありませんが、ほんの少しだけ気遣っただけで嬉しいという気持ちを届けることができます。
頻繁である必要はありません、時々でいいんです。
奢ってもらえた人はお返しをしようと考えてくれます、自分のことを意識してくれるのです。
それって凄く大切なことで、いつも目の前にいてもよほど近い関係でなければ意識することって少ないですよね。
お互いにちょっとしたお返しをしようと意識し始める。
そういう意識の中で他にもちょっとした気遣いを続けると、自然と困った時にも協力してくれるようになります。
お互いに相手のことを信じるようになっていきます、能力や技術は判断されていません。
人間性を好ましく思うようになって、それは様々なことでお互いにプラスになっていきます。
私は同じ部屋で働いている他社の人達にこれを実践しています、実際にふとした時に奢ってくれたり助けてくれたりしますよ。
お土産を買ってきてくれたりもしました、勿論私個人に対してです。
お金は大切なものではあるのですが、ほんの少し誰かに対して使ってみてください。
良かったら飲んでって気楽さが大事です、でも拒否されたら無理強いはいけません。
お互いに気楽な関係でなければ、やがて義務のようになってしまって関係は悪化するかもしれませんから。
あくまでも余裕があるから優先して助けたり気遣う、それくらいで良いのです。
奢ってあげるのも、奢ってあげたいからそうする、それでいいんです。
関係性だって積み重ねです、無理に積み重ねたら崩れてしまいますから。
いきなり仲良くなれる人は特殊です、真似しても微妙な違いで上手くいかないでしょう。
地道に誠実に接していくのが、信頼を得る一番の近道だと私は思いますよ。
一番の味方でいてください

私達は苦しいことや悲しいことに直面しても、上手く助けを求められない時代に生きていると思います。
心の中で苦しいと叫んでいても、声に出して助けてと言いづらい。
否定されるのが怖くて、弱さを見せるのが不安で。
そんな風に苦しんでいる時に、そっと寄り添ってもらえることがどれほど救われるか。
解決してもらえるわけじゃないけれど、親身に話を聞いてもらえるだけでどれほど勇気を貰えるか。
その関係性は、紛れもなく人生における宝物です。
ちょっとした気遣いでも嬉しいです、ちょっと手伝ってくれるだけでとっても助かります。
その優しい気持ちには、必ず感謝を言葉にして伝えましょう。
思うだけで伝わるとかじゃなく、言葉で言われる方が嬉しいですよ。
感謝だけでなく、謝罪もそうです。
嬉しいと感じた気持ちも、真っ直ぐに伝えましょう、できれば笑顔も添えて。
そうしてもらえるだけで、相手も自分がしたことに意味があったんだと、喜んでもらえたと実感できます。
そうしてお互いを思い合う関係性までいけたら、それは掛け替えのないものです。
まずは相手を信じてあげてください。
きっとお互いに大変な時に、心から支えあえるし、喜びも分かち合えますよ。
気遣いや優しさは当たり前のことだと思ってはいけません、やってもらって当然なんかじゃないんです。
相手が例え家族であっても、感謝は伝えましょう。
小さな気遣いや優しさの積み重ね、これを忘れないようにしていきたいですね。
そうしてできた信頼関係が、いつかあなたにとって、大切な宝物になりますから。
それでは今回はこのあたりで。
あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。
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