【気持ちを繋げる】思いは一方通行では伝わらない、伝える姿勢と受け取る姿勢

考え方

こんにちは、桐生真也です。

普段の生活の中で、自分の気持ちが届いていないなと感じることはありませんか?

どうしてこんなに頑張っているのに伝わらないのだろう、どうしてこんなに想っているのに通じ合えないのだろう。

内容は様々だと思いますが、気持ちのすれ違いというのは多くあることと思います。

そういう時ってモヤモヤしますし、時には苛立ちを感じてしまうこともありますよね。

人の心って見えないですし、自分の気持ちを言葉にしても正しく伝えられないこともあります。

人とのコミュニケーションってそれだけ難しいことですから、段々と言葉も少なくなってしまって、伝えようとする気持ちさえ失ってしまうこともあるでしょう。

それが不和に繋がっていくこともあり、深刻な問題だと思います。

今回はそんな気持ちの伝え方についてお話していこうと思います。

拙い文章ですがご容赦ください。

気ままにお付き合いいただけたら幸いです。

相手に期待しない

気持ちが伝わらない理由は様々にあります。

性別の違い、話す言葉の違い、価値観の違いや、意識の違いでも。

ですが私達は相手に気持ちや情報を伝えようとする時に、伝わると無意識に期待してしまいます

この無意識の期待を、意識してしないことが重要なのです。

相手に期待しないというとネガティブで失礼な印象ですが、この期待を抱くこと自体が一方的な押し付けに近い感情なのです。

期待を裏切られたという表現をよく見かけますが、期待というのは個人的な要求を押し付ける自分勝手な基準でしかなく、相手にはそもそも裏切ろうといった気持ちすらありません。

相手に期待しないということは悪い意味ではなく、あるがままを認めるということだと思うのです。

何かを伝える前に、まずは相手にしっかり意識を向けましょう。

相手はまだ聴く姿勢になっていないかもしれません。

自分にとって常識でも、相手はそうではないかもしれません。

相手がこちらに意識を向けていても、伝える言葉によっては理解が難しいということもあるでしょう。

そういった相手の事情も考慮せず、何故理解できないんだと期待を裏切られた気分になってしまうのは、相手にとってみれば理不尽です。

意識して無意識の期待を抑え、伝わらないのは相手が悪いと思わない意識が大切です。

伝える姿勢

あなたが何かを伝えようとする時、まずは相手がどういう状況なのかを考えてあげてください。

落ち着いて話を聞ける状況なのか、何かに取り組んでいる途中ではないか。

こちらに意識を割ける余裕のない人に何を語りかけても、その半分だって伝わりません。

相手が何かに集中している時であれば、むしろ邪魔してしまうこともあります。

せっかくあなたが思いや知識を伝えようとしても、邪魔されたことで相手が苛立ちを覚えてしまったら聞こうともしてくれないかもしれません。

騒がしかったりすれば集中できませんし、周りに人が多ければ聞かれることを嫌がってしまうかもしれません。

お互いが気兼ねなく話ができるように、環境選びには十分配慮しましょう。

また、あなたの伝えたいことを相手が受け取ろうにも、前提となる知識が不足している可能性もあります。

固有名詞や専門用語の多い専門書を思い浮かべてみて下さい、全く知らない人や初心者の人が見てもすぐに理解できるものではありません。

一般常識というものも、あくまでその知識を知っている人が非常に多いというだけで、必ず誰でも知っている言葉ではありませんよね、興味がなければ道行く人の雑談くらい記憶に残らないものです。

なので何かを伝えようとする時は、相手に合わせて言葉を選んでいくのが大切です。

専門用語はなるべく使わないとか、これって知ってる?と知識の確認から始めるとか。

できるだけ内容をかみ砕いて、簡単な内容の組み合わせにするのもいいかと思います。

最初は上手く伝わらなかったとしても、どうすれば伝わるかを考えている内に、気づけば相手に合わせて言葉を選んでいるはずです。

私はよく身近なものに例えるという方法を使います。

相手が知っていそうなことを例えに出して伝えると、明確にイメージできて理解を助けてくれますから。

相手のことを考え、相手の立場や状況も考慮して、相手に合わせて言葉を選ぶ

これが伝える姿勢です。

受け取る姿勢

相手が何かを伝えようとしてきているのであれば、話を聞く人だってそれを意識しなければいけません。

その意識とは、話してくれる相手にきちんと意識を向けている、あなたのことをちゃんと見ていると相手に感じさせることです。

何かをしていて忙しかったりするのであれば作業を中断するか、あるいは時間を変えてもらってもいいですね。

時間を変えてほしい時は、ちゃんと話を聞きたいから後でも構わないかなと伝えれば、相手も嫌な気持ちにはならないでしょう。

そこまで重大な話でないようでしたら、そのままでいいから聞いててくらいの気軽さで話し始めるかもしれません。

片手間に話を聞いてしまうと、そもそも話の内容が頭に入ってきませんし、話している相手だっていい気分はしません。

相手の方を向いて、相手の表情まで含めて話を聞く。

時には目を合わせると話し辛いこともあるでしょうから、背中合わせで会話をするなどの配慮もできたら素敵ですね。

また、話を聞いていて理解できなかったことがあったり、知らないことであるのなら、素直にそれについて質問を返すようにしましょう。

わからないまま聞いてしまうと話が噛み合わなくなりますし、相手も不信感を抱きます。

むしろ知らないことはマイナスではなくプラスに働くこともあります。

知らないけれど興味を示したり、教えてほしいと問いかけることによって、相手は自分の知っている情報をどんどん開示してくれます。

「初めて聞くことだけど、それってどういうものなの?」とか、「あんまり詳しくないから教えてほしいな」といった風に、自分の興味を相手に伝えつつ、相手が話しやすい内容に繋がる質問がいいかと思います。

相手の引き出しを開けてあげることで話し手は気分も良くなっていき、自然と会話も続いていきますよ。

もしも悩みを打ち明けられたりしているならば、自分の考えよりも先に、相手が心ではどうしたいと考えているのかを引き出してあげましょう。

そうすることで解決するべきことは何なのか見えてきたり、判断に迷うことの指標がハッキリしたりするのです。

聞き上手と言われる人達は、こういったところが非常に上手く、自然に受け取る姿勢になることで話す側は安心するのです。

相手にきちんと意識を向けて、相手が話しやすいように促していく。

これらが受け取る姿勢です。

思いは一人では繋がらない

あなたがどれほど伝える姿勢になっていても、相手には伝わらないことがあります。

あなたがどれほど受け取る姿勢であっても、相手が伝えようと思わなければ思いは受け取れません。

お互いが一方通行の思いでは、気持ちが通じることはできないのです。

人は一人では生きていけません、心が通じ合える人がいて初めて豊かになれると思います。

それは男女の仲に限った話ではなく、同性同士でも、年の差があってもいいのです。

お互いの関係性を良好に保つにはコミュニケーションが不可欠ですから、まずは受け取る姿勢を意識することから始めてみてください。

受け取る姿勢が上手になっていけば、自然とあなたに話をしてくれる人も増えていって、いつか気持ちも通じ合える人と出会えるかもしれません。

あなたの周りには多くの人が集まり、きっと力を貸してくれるはずです。

多くの人達と思い合い、気遣えるのであれば、もう一人ではありません。

双方向の思いが繋がって、素敵な関係性の輪が広がることでしょう。

どうか今日から意識してみてください。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

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