【無理して元気にならなくてもいい】何も言わなくてもそばにいてあげることの大切さ

考え方

こんにちは、桐生真也です。

人間、誰しも落ち込むことはあります。

イライラすることも、悲しみに暮れることも。

心の中はグチャグチャで、自分だってどうしたらいいのか判らない、そんな時が。

立ち向かわなきゃ、顔を上げなくちゃって、心の中で藻掻いてるんです。

今回はそんな人が身近にいた時に、どうかしてあげてほしいことをお伝えしていこうと思います。

あなたの大切な人が、家族が、友人が苦しんでいる時に、どうか行動してあげてください。

それは間違いなく、その人の励みになるのですから。

拙い文章ですがご容赦ください。

気ままにお付き合いいただけたら幸いです。

まずは共感してあげてください

落ち込んでいる時って、凄く孤独を感じてしまうものです。

周りの誰もが自分を理解してくれないという思いに支配されて、視野を狭めてしまうんです。

そういう時は、話を聞いてあげてください。

相手がどういう気持ちなのか、興味を持ってあげてください。

それが共感の第一歩であり、それだけでも孤独感は紛れるのです。

人に頼るのが苦手な人は、もしかしたら最初は心を開いてくれないかもしれません。

話しかけても、大丈夫だと言って話してくれないかもしれません。

でももし良ければ、根気よく話しかけてみてください。

ずっと何かを抱えているようなら、それは全然大丈夫なことではないのです。

強がったり、弱さを見せたくなくて拒んでいるんです。

或いは気遣いすぎて、人に頼ることができずにいるんです。

「話すことで楽になることもあるし、嫌じゃなければ話してほしいな。」

相手が話すことを嫌がらない限り、声をかけることは大切です。

私も実は、誰かを頼るのは苦手です。

私の場合は、弱みを見せることがダメなことだと感じてしまうから。

でも私がそういう性格だと解ってくれている人は、無理に聞こうとはしなくても話しかけてくれます。

いつでも話してくれていいよって、できることはしたいからって。

それだけで凄く嬉しいのです、孤独感はなくなります。

苦しかったり、不安だったりで前を向けなかった気持ちが、少しだけ顔を上げられるのです。

そうすると少しだけ、不安に対して別の見方ができるようになります。

これが大きな違いなのです、一人ではこういう気持ちになるまで凄く時間がかかってしまったりしますから。

そんな気持ちを支えてあげるお手伝いになってくれるのです、気にかけて寄り添ってくれるということは。

元々嫌われてでもいない限り、何度も声をかけて気にかけてくれる人を、誰が憎らしく思えましょうか。

そしてもしも話してくれたなら、自分の意見を言う前に、まずはしっかりと話を聞いてあげてください。

できるだけ相手の立場に立った気持ちで、その苦しさや不安の一端でも感じられれば素敵です。

辛かったこと、不安だったこと、そういう自分を認めてほしいのです。

否定されるのが怖くて、悲しくて、だから話せずにいたのかもしれないですから。

まずはその気持ちに寄り添い、共感してあげてください。

どうすればいいのか、何をすべきなのかの答えは、既に相手は持っているはずです。

ただそれを実行に移せるだけの元気や、勇気がないだけなんです。

中々実行に移せないこと自体を苦しく感じていることだってありますから、ゆっくりで大丈夫なんだと伝えてあげてください。

何を実行するにしても、行動するのは相手の方です、引継ごうとすることはできるだけしないでください。

一時的な手助けは必要なことですが、あくまでも支えたり後押ししたり、少しだけ手を引いてあげるといったイメージです。

そしていつか相手の方がまた一人でも立ち上がり歩けるようになった頃には、掛け替えのない強い関係性を築けていると思います。

それはお互いのこれから先の人生においても、とても大切な宝物になります。

元気にしようという思いを押しつけないこと

相手が不安になっている気持ちを聞くと、つい冷静なあなたは解決策を伝えてしまいがちです。

これをすればすぐ解決するじゃないかとか、なんでこれをしないんだとか。

原因が解決すれば元気になれるでしょう、だから頑張ろうよと言ってしまいます。

確かにそうかもしれません、物理的に解決可能な問題であれば、その方がいいことだって多いとは思います。

ですが少しだけ待ってあげてください。

苦しいと感じるのも、不安を感じるのも、目に見えない相手の心です。

原因を取り除いても、傷ついた心は簡単には癒えません。

人の心の傷を癒せるのは、時間と、温かい言葉や気遣いです。

早く元気になってほしいという気持ちは素敵なことですが、今は少し心に留めておいてあげてください。

人にはそれぞれのペースがあります、それを崩してしまうと大なり小なり無理をさせることになります。

最初からそのペースを掴むことはできませんし、日によって、気分によってもそれは変わります。

苦しい気持ちや不安を少しでも感じさせないように、リラックスさせてあげることを意識してみてください。

今はまだ背中を押したり、引っ張ってあげる段階ではないですから。

一杯のコーヒーがリラックスに繋がることもあるでしょうし、ハグしてあげることで落ち着ける人もいるでしょう。

場所を変えてみるのもいいでしょう、他の人が少ない所の方が緊張がほぐれるかと思います。

きっと助けてあげたいと願っているあなたなら、きっとその方法がわかるはずです。

既に相手を気にかけているあなたは、自然と相手の気持ちに寄り添う準備ができていますから。

落ち着きたい時にあなたがすることをしてあげてください、それだけでも十分です。

「一緒にいるからね、ゆっくりしようね。」

落ち着いた気持ちであれば、話すこともできるでしょうし、顔を上げることもできるでしょう。

相手の不安や苦しみをやわらげて、相手のペースを取り戻すお手伝いをするために、リラックスした空間が必要なのです。

誰かが隣にいてくれる心強さ

「ここにいるよ。ゆっくりでいいよ。」

そうして静かに、隣にいてあげてください。

もちろんスマートフォンなどは触らないで、相手を思って待ってあげてください。

言葉は少なくても、ずっと側にいてくれる人がいることは心の支えになります。

静かに隣で待ってくれている、自分は一人じゃないと感じられる心強さ。

相手のペースに合わせて、急かすこともなく、相手がリラックスできるまでを静かに待つこと。

きっと何かを話してくれるでしょう、いつまでも待ってくれているあなたに。

心の準備ができるまで待ってくれたあなたに、心の中を見せてくれるはずです。

苦しさや不安で、心は疲れてしまっていますから。

それを癒す時間として、無言でそばにいることが大切だと思うのです。

どんどん話しかけてしまうと、その疲れが癒える時間がなくなってしまいます。

体を寄せることができる相手なら、手を握ってあげたり、肩を寄せてもいいと思います。

時間はかかるかもしれません、だけどとっても大切な時間。

相手が自分から話そうとしてくれたことは、相手が選んで伝えてくれた心の一部です。

それはとても大切な気持ちで、あなたへの信頼の現れです。

あなたを頼りたいと、味方だと思ってくれたからこそ話してくれたことです。

時間をかけて聞いてあげてください。

その真摯な気持ちはちゃんと伝わります、大切にしてくれていると感じてくれますから。

それは弱ってしまった心にとって、強い支えになります。

立ち上がるための勇気になります。

「無理して元気にならなくたっていいんだよ、ゆっくりいこうよ。」

ゆっくりでも、ちゃんと隣にいるから。

そんな風な言葉を伝えてあげれば、きっと安心してくれるでしょう。

少しずつ焦らずに話を聞いて、ちょっとだけアドバイスしていくのがいいと思います。

相手の方が自分で決められるように、自分の中の気持ちを確認させるような言葉をかけてあげてください。

その気持ちの実行を手伝ってあげることが、何よりも力になることですから。

おわりに

誰かの為にできることをしてあげたい、とっても素敵で尊い想いだと思います。

ですがその想いが強いほどに、相手のことを気遣うほどに、あなたがどんどん追い込まれてしまうことがあるかもしれません。

真剣に向き合うからこそ、逆に自分の無力さに苦しむ時があるかもしれません。

共感しすぎてしまうことは、実際によくあります。

一人で抱え込まないでください、誰かに話してください。

助けたいという気持ちが強くなりすぎて、あなたの視野も狭くなってしまっているかもしれません。

話すことで楽になることがあります、自分の気持ちと向き合えるかもしれません。

無理してはいけませんよ、できることをできる限りでいいのです。

あなたの気遣う気持ちは本物ですが、それでもできることは限られるのです。

それを悪いことだと思い込まないでください、そんなことは決してありません。

誰かのために頑張る想いが、悪いはずないのですから。

無理のない範囲で、どうか気遣ってあげてください。

その気持ちが、誰かの人生を変えることだってあるのですから。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

Radiotalkで音声配信もしていますので、興味がある方はぜひこちらも聴いてみてくださいね。

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