こんにちは、桐生真也です。
事情があって北海道に帰省している職場の友人から天気予報の写真が送られてきたのですが、当たり前のように最高気温が氷点下という寒さ。
朝の気温はマイナス10℃を下回るそうで、関東の寒さに慣れてしまったからこっちの寒さに耐えられないと大変な様子でした。
上の写真はその当時送られてきた写真です。
関東ではここまで降り積もることも少ないですから、足跡もついてない雪などは幻想的で美しいとさえ感じます。
北海道の人からすればこの程度はまだ序の口だそうですが。
まだ高校生だった頃に一度だけ北海度に行きましたが、つららの大きさが子供の背丈位あって、その寒さに驚いた記憶がありますね。
さて、今回の気になる!は、雪についてです。
学校で勉強したはずの雪が降る仕組み、雪の結晶についてや雪がもたらす怖さなど。
ただの勉強不足なだけですが、気になってしまいました。
浅い知識と拙い文章ですがご容赦ください。
気ままにお付き合いいただけたら幸いです。
雪ってどういうもの?

雪が降る仕組み
雪は大気中の水蒸気が雲の中で氷の粒となり、それが重さで落下していく際に周囲の水蒸気がくっついていき、結晶となったものです。水蒸気量や気温など、環境によって結晶の形には違いがあり、水蒸気が多い所では六枚の花のような形であったり、水蒸気が少なければ角柱のような形となる。
小学校の理科の授業あたりで習ったような気がしますが、私が授業を真面目に受けてしっかりと覚えていられる頭脳を持っているのなら、今現在警備員として働いてはいないでしょう。
最初は小さな氷の粒だったものが、少しずつ大きくなって目に見えるようになったものが雪です。
空気の環境も常に一定ではなく、落下途中でも変わっていくため、結晶の形は種類として分けることはできても、全く同じものは存在しません。
常に六角形であるのは、水の分子が正四面体であり、それらが結合をしていくと平面状では六角形となるからとのこと。
結晶の種類は大きな分類で8種類、更に細かい種別に分けると80種類。
よく雪の結晶として見られる花のような結晶は、板状結晶の六花や樹枝状結晶と分類されているものです。
…はい、私は科学的なお話に弱いことがしっかりと理解できました。
正三角形を六枚くっつけると正六角形になるよね、だからだよってことだと思います、多分きっと。
大自然というアーティストが生み出した、左右対称の氷の花。
古くは紀元前の中国で、既にその特徴的な形状や規則性の一部を記録している書物もあるのだとか。
自然にこんな綺麗なものができて降ってくるのですから、興味を持つのも頷けますね。
世界初の人工雪の作成に成功した物理学者の中谷宇吉郎さんは、「雪は天から送られた手紙である」という素敵な言葉も残しています。
雪の結晶の構造によって、その上空の環境を教えてくれるからということらしいのですが、言葉選びが素敵すぎますね。
雪はどうして白く見えるのか?

そんな我々人類が昔から美しいと感じてきた雪。
本来雪の結晶は氷なので透明のはずですが、実際には白く見えますね。
雪が白い色をしているように見えるのは、光の屈折が関係しています。
光には様々な色が含まれており、それが物体に反射した際に一部の色が吸収されてその物体に色があるように認識できる。雪は間に空気を含んだ氷の集合体であるため、光は内部で乱反射するため透明度が低くなる。また特定の色を吸収することもないために、色は白く見えるのです。
水や氷が透明に見えるのは、光が反射せずにそのまま通過していくためです。
特定の色を吸収せずに反射すると白く見えるということは、光とは白いのでしょうか。光の反射率が低いと黒く見えるそうなので。
雪の白さとはまさに、輝く光そのものの色を宿していたのですね。
こんな年齢になってからですけど、もう少し理科の授業を真面目に受けておけばよかったと思いました。
実験などは面白がってやっていたのですが、座学の方はイメージできずにつまらなかったのです。
子供の頃よりは理解できるようになって、今更ながらこういう現象などを調べると楽しいですね。
専門的なレベルに足を踏み入れたら途端に理解できなくなるので、私にはこのくらいの触る程度の知識で十分ですが。
そんな純白の雪が降り積もれば、ウィンタースポーツをはじめとして多くのレジャーを楽しめます。
雪とお日様の光が織りなす景色は、いつもよりも美しく壮大にも見えますね。
夕日に照らされる山並は、冬の中でも特に好きな景色です。
誰も足を踏み入れていない真っ白な雪原を見ると、キラキラとした光の粒が落ちているみたいで美しいと思います。
雪だるまや雪合戦なども子供の頃は楽しみましたね、残念ながらかまくらを作れるほどの積雪はない地域でしたが。
雪は美しいだけではない、日本の豪雪地帯

「積雪が特にはなはだしいため、産業の発展が停滞的で、かつ、住民の生活水準の向上が阻害されている地域」が指定地域とされ、特に積雪の高さが酷い所は特別豪雪地帯として指定されている。
北海道から石川県あたりの日本海側は特別豪雪地帯として指定されています。
群馬県や新潟県、石川県より西の特定地域などは豪雪地帯として指定されているようです。
これは日本海側が冬に降水量が増えることが関係しており、人口密集地帯がこれほど豪雪地帯と指定されているのは、世界でも日本海側のみとのこと。
土地を広く持つ国では、そもそも豪雪地帯に人は住もうとしないのでしょうね。
島国という狭さと山も多い日本の地形では、住むしかなかったのでしょうけれど。
雪は1立方メートル当たり500kgほどの重さがあるようで、そんな重量が屋根から降ってくれば甚大な事故に繋がる恐れもあります。
普段はそこまで積雪がない地域で大雪が降ると、対策をしていないがために車庫の屋根が重みで潰れてしまったなんて話も聞きますね。
景勝地としても名高い立山連峰を望む立山黒部アルペンルートでは、積雪の高さが13mにも及ぶ”雪の大谷”とされる道が存在する。
除雪の際にはGPSで位置確認をしながらでないとできないそうなので、特別豪雪地帯と指定されるのも当然と言える積雪量です。
この積雪量がはなはだしいと表現されるレベルなのでしょう、確実に命を奪う積雪です。
サイコロの旅で雨が降る中で行ってましたね、黒部ダムとか。
積雪による道路封鎖は各地でも深刻で、怪我人などを助けに行きたくても近づくことができなかったりもするようなので、美しさばかりではないのだと思い知らされますね。
何事も過ぎれば害になるということでしょう、国や自治体には積極的な対策を講じてほしいものです。
感想

美しい結晶の降り注ぐ自然現象、雪。
多くの人が魅了されてきたその美しさは、現在に至るまでも変わらずに美しく、デザインとしても利用されてきました。
優しく降り注ぐ雪は幻想的で、その白さはまさに光そのものと言えるものでした。
私が住む地域は雪に慣れていないので、きっと車の事故も増えるとは思いますし、いいことばかりではありませんが。
とはいえ冬の風物詩、できれば一度くらいは子供に雪で遊んでほしいと思う親心です。
人工雪の屋内施設で遊ばせたりもしますが、やはり本物の雪とは違いますからね。
皆さんはどうか雪で滑ったりして怪我をされませんように。
それでは今回はこのあたりで。
あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。
Radiotalkで音声配信もしていますので、興味がある方はぜひこちらも聴いてみてくださいね。
番組 #真也のFeelingNight #Radiotalk https://radiotalk.jp/program/155656
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