こんにちは、桐生真也です。
GWも終わりが見えてきてしまって、そろそろ憂鬱さが顔を出し始める今日この頃。
長期で旅行に出ていた人は、明日辺りから休養に当てたりするのでしょうか。
貴重な連休ですから、普段はできないことも思いっきり楽しめたでしょうか。
祝日も関係なく仕事に頑張った皆様、本当にお疲れ様です。
皆様が頑張ってくれたから、多くの人がGWを満喫することができるのです、縁の下の力持ちですよ。
さて明日は5月5日、こどもの日ですね。
お子様がいらっしゃるご家庭では、五月人形や鯉のぼりを飾ったりするでしょうか。
私の家の近くにある保育園でも、既に鯉のぼりが高く昇っていました。
今回はそんなこどもの日の行事、端午の節句について調べてみようかと思います。
五月人形などに込められた思いや意味、こういった部分を中心にお伝えしていこうかと思います。
浅い知識と拙い文章ですがご容赦ください。
気ままにお付き合いいただけたら幸いです。
端午の節句の由来

端午の節句は菖蒲の節句とも呼ばれ、元々は平安時代に中国から伝わって来た行事です。
中国では5月頃に咲く菖蒲の強い匂いを魔除けとして考えており、それが日本にも伝わって宮中行事となりました。
鎌倉時代になると、菖蒲が尚武(武道・武勇を重んじること)や勝負と読みが同じであることから、男の子を成長や健康を祝う日となりました。
日本人が大好きな語呂合わせから男の子を祝う日となったわけですね。
兜や鎧などを飾るようになったのも鎌倉時代の頃からで、鯉のぼりは江戸時代になった頃だそうです。
また江戸時代までは、子供たちが山伏の扮装をして菖蒲鉢巻や菖蒲刀を身に付け、敵味方に分かれて河原で石を投げ合う「印地打ち」という合戦が端午の節句には行われていたそうなのです.
ですが負傷者や死傷者まで出てしまうので禁止となったため、菖蒲を刀に見立ててチャンバラをする「菖蒲切り」という行事に変わったのだとか。
そりゃ意思を本気で投げ合ったら死者も出るでしょうに、当時の人はどうして江戸時代までその危険性を放置したのか。
子供とはいえ河原に落ちている石ってかなり大きいものもありますからね、頭に当たったらそりゃ怪我じゃ済まないですし、チャンバラに変わって良かったですよ。
それぞれに込められた意味は
端午の節句に食べたり飾ったりするものへ込められた意味を一つずつお伝えしていきます。
五月人形・鎧や兜などの武具

五月人形は子供の厄を引き受けてくれるとして飾られます。
また金太郎や牛若丸、武蔵坊弁慶などの強い人物の人形も好まれ、鎧や兜だけを飾る場合もあります。
これらには子供に強く健康であってほしいという思いも込められています。
男とは強く逞しく戦う者でなければならないといった考え方は、まさに戦などが起きて戦うことがある時代においては必要なことだったのでしょう。
歴史に残る強者を飾ることで、彼らのように強くなれといった意味もあったはずです。
現代でこそ平和になって薄れていった考え方ではありますが、男は強くあるべしといった考えは多少なりともありますもんね。
柏餅

柏の葉は、新しい葉が生えてこないと古い葉が落ちないことから、途切れることのない子孫繁栄の象徴としての意味があります。
子供にもいつか家族を持ち、血筋が受け継がれていくことを願ったのですね。
子供の頃は当然のように意味などわからず食べていました、美味しいからいくらでも食べれますね。
お餅と餡子の組み合わせは最強ではないでしょうか。
ちまき

ちまきには端午の節句と一緒に中国から伝わったもので、邪気を祓うといった意味が込められています。
元々は厄払いの効果があるとされていた楝樹の葉で包まれていたそうですが、現在では笹の葉になっていますね。
私も実家にいた頃は食べていました、美味しいですよねちまき。
最近は食べてないですが、スーパーでも見たことないですし、母親は何処で手に入れていたのでしょうね。
菖蒲湯

菖蒲の香りによる魔除けや、菖蒲の根には腰痛や神経痛を和らげる成分が含まれており、健康や長寿を願ったものです。
実際根茎は漢方薬に利用されているほど、昔から薬として扱われる植物だったようですね。
もしもお風呂に入れるのであれば、根っこが多く付いているものの方が健康にもいいですよ、冷え性や肩こりにも効くそうですから。
肩こりに効くなら、私もつかりたいものです。
お魚

端午の節句では様々なお魚に語呂合わせや縁起で意味を持たせて食べるようですね。
下にそれぞれの魚に込められた意味を説明していきます。
いずれにしても、子供の健康や成長を願うものですね。
どの魚もお寿司なら食べられますし、回転ずしに行ってみてもいいかもしれませんね。
連休中なのでとっても混んでいるかもしれないのが辛いところですが、せっかくのお祝いの日ですからね。
鯉のぼり

鯉のぼりを飾るようになったのは江戸時代からで、元々は武家に男児が生まれた時に幟を飾る風習でした。
それを商人が真似て用意したものが、現在の鯉のぼりとなったようです。
鯉のぼりも初めは真鯉(黒色)だけでしたが、次第に緋鯉(赤色)が増え、青鯉(青色)も増えて家族を表すようになり、近年では実に様々な色合いの鯉のぼりが見られるようになっています。
元々は和紙や布などで作られていましたが、現在では水に強いポリエステル製の物が多いですね。
鯉が滝を上って龍となったという逸話から、立身出世を意味しています。
天高く登れ我が息子よ!って感じでしょうか。
私としては、天に昇らなくてもいいから、魚のように行きたい場所へ自分のペースで泳いで行ってくれたらなと思います。
自分らしく生きることができるのが、一番素敵なことだと思うので。
感想

もとは男の子の健康や出世を願う行事だったかもしれませんが、”こどもの日”という祝日でありますし、子供たちが健やかに大きくなってほしいと願うことに男女の違いはありません。
出世することや子孫繁栄、勝つことや強くなること。
それらは必ずしも子供の幸せと直結するかはわかりませんし、それを望まない子供もいるでしょう。
子供たちの未来は自分で選んでほしいものですし、大人が押し付けるものではないでしょうから。
ただ、健康で元気であってほしい、これだけは多くの親が子供に願う共通の思いだと思います。
大人はこの世界が大変なことや辛いことがたくさんあることを知っている、自分が失敗したことを子供にもしてほしくない、そんな親のエゴを受けて子供は育ちます。
ですが子供にもしっかりと意思があって、思いがある。
子供の健康を願いながら、大人も今一度子供のことを見つめ直す機会としてはいかがでしょうか。
それでは今回はこのあたりで。
あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。
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