こんにちは、桐生真也です。
あと少しで、日本でも一大イベントのクリスマスがやってきますね。
テレビで流れるCMも、それを意識したものがたくさん流れています。
ローストチキン、ケーキ、シチュー、おもちゃ、イルミネーションetc。
ある人達にとっては素敵な思い出を過ごす日。
ある人達にとってはいつものド平日。
私ですか?ド平日です。
子供にクリスマスプレゼントは贈りますが、私も子供も甘いものがあまり得意ではなく、クリスマスケーキすら買わずに毎年終わってしまいます。
クリスマスツリーすら飾らないので、家の中にクリスマスの雰囲気は皆無です。
なので朝起きて、子供がプレゼントを開封して喜んで遊び始める、ここで終了です。(笑)
ちなみに今年のプレゼントは、プラレールの自分でコントローラーで操作できるやつ!
ちょっと私も遊んでみたかったから…。
自分が子供の頃に想像したおもちゃが、今は実際に売っているので羨ましいくらいです。
さてそんなクリスマスに飾り付けるツリー。
毎年様々な場所で趣向を凝らしたツリーを見ることができますが、こちらは本来もみの木を飾るようなのです。
…どうしてもみの木なのでしょう。
飾るだけなら他にも候補はありそうなのに…。
気になる!
クリスマスツリーというものとしてしか意識していなかったけど、どんな理由があるんでしょうか。
子供の頃から目にしているのに、考えたこともなかったです。
役に立つ知識かどうかはともかく、気になってしまいました。
浅い知識と拙い文章ですがご容赦ください。
気ままにお付き合いいただけたら幸いです。
そもそもクリスマスって何の日?

クリスマスツリーについてお話しする前に、少しだけクリスマスについても調べてみました。
私の浅い知識では、クリスマスとはキリストの生誕祭ってイメージだったのですが、実際はどうなのでしょう。
クリスマスはイエス・キリストの降誕を記念する祭で、降誕日やノエルとも呼ばれる。クリスマスという英語は「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味を由来としている。
毎年12月25日に催されているが、あくまでキリストの降誕を記念する日であり、この祭事が行われる日自体がイエス・キリストの正式な誕生日というわけではなく、イエス・キリストの誕生日自体は不明である。
クリスマスを祝うようになった時期ははっきりとしないものの、2世紀~4世紀頃と言われている。
誕生日じゃなかった!
キリストのお誕生日会を世界的にしているくらいに思っていました。
様々な文献に候補とされる日はあるそうなのですが、いづれにしても確定と言えるような記述はなく、今もなお不明なままのようです。
お誕生日会だからツリーを飾って、プレゼントを贈る風習なのかと思っていました。
ちなみに日本にクリスマスが浸透していったのは、明治33年(1900年)に明治屋(現在は株式会社明治屋)が銀座に進出したころ、クリスマスを商戦に利用したことが大きな契機になったそうです。
既に大きくイメージと違っていたので、ここからは素直に調べていったことをお伝えしていきますね。
何でもみの木?その由来
クリスマスツリーをもみの木とするのは諸説あるそうですが、有力なのは以下のような由来だそうです。
- もみの木は常緑針葉樹であり、厳しい冬の寒さに晒される土地であっても葉が枯れて落ちることなく、いつでも色鮮やかな緑を楽しむことができることから、昔から強い生命力の象徴とされてきた。やがてそれは神聖なものとして扱われるようになった。
- アダムとイヴがリンゴを食べてしまった知恵の樹の代用として選ばれた。リンゴの木は冬には葉が落ちてしまうため。
どちらももみの木を神聖な樹として扱っている点では同じですかね。
ちなみに常緑針葉樹とは一年を通して葉を落とさないタイプの木で、葉っぱは細長いものやうろこ状の形をしているそうです。身近なものだと年明け早々に猛威を振るい始める杉があります。花粉症の方は大嫌いな植物かもしれません。
冬にはほとんどの植物が葉を落として枯れてしまう中で、いつでも葉が生い茂るもみの木はまさに生命力を感じさせる木としてのイメージが強かったのでしょう。
確かにこの時期は街路樹も寂しい感じで枝を覗かせていますが、杉を多く植えている遠くの山では、いつでも緑色に満ちていますからね。
さてそんな神聖なクリスマスツリーですが、なんと元々は飾り付ける風習はなかったようなのです。
意外でしたね、程度の違いはあれど初めから飾り付けるものとして存在していたのかと思っていました。
では何故クリスマスツリーを飾るようになったのか、調べてみましょう。
クリスマスツリーの飾り付け、その始まりとオーナメントの意味

先ほどもお伝えした通り、元々クリスマスにツリーを飾り付ける風習はありませんでした。
ではそれが何故始まったのか。
始まりはドイツの古代ゲルマン民族。
彼らは「ユール」という冬至のお祭りで樫の木を信仰していたのですが、彼らをキリスト教徒に改心させる際に、樫の木をもみの木に置き換えることで改宗させたのです。
その後、1419年にドイツのフライブルクの聖霊救貧院で初めてツリーを飾ったという記録が残っているようです。
飾り付けの始まりはドイツだったんですね、もっとキリスト教が広がっている地域なのかと思っていました。
ちなみに聖霊救貧院とは、読んで字のごとく貧しい人々を助ける役割の施設だったようです、社会福祉施設と言えばいいのでしょうか。
子供たちも大勢いたと思われるので、その子たちを喜ばせようと職員の方が気遣ってくれたのかもしれません、ほっとするお話しだと思いませんか?
子供の笑顔を守ろうとする人たちの話は多くあるでしょうが、それが現代でもクリスマスツリーという形で伝わっているのは素敵なことだと思います。
さてそのツリーに飾り付けるオーナメントですが、いくつも種類がありますね。
それぞれには意味があるみたいですので、少しだけご紹介しますね。
- ツリートップ:天辺に飾る星、こちらはキリストの降誕を知らせたと言われるベツレヘムの星。
- オーナメントボール:カラフルな球体のもの。元々はリンゴを模していて、知恵の木の実に由来する。
- ベル:福音、良い知らせ。
- 天使:キリストの受胎を示した天使ガブリエル。
- イルミネーション:光の象徴であるキリストをイメージしたもの。
どれも見たことのある物ですが、やはりキリストにまつわる意味を持っているようです。
私が子供の頃に好きだったのはオーナメントボールですね、キラキラしていて好きでした。
家のクリスマスツリーは造花の小さなものでしたが、そういえばちゃんとリンゴのオーナメントがついていたような。
こういった意味を持ったオーナメントですが、例えば自分たちだけがわかる意味を持たせて、オリジナルのオーナメントを飾ってみるのも思い出になって素敵かもしれませんね。
クリスマスプレゼントの始まり

日本でプレゼントを贈りあうようになったのは、明治39年(1906年)。救世軍が「貧しい人々へのクリスマスプレゼント」として食べ物やお菓子・おもちゃなどを籠に入れて配ったことは始まりとされているようです。
この数年前にはクリスマスが日本に浸透し始めている頃ですし、これを皮切りに「クリスマスには大切な人へプレゼントを贈る」という風習が生まれたのかもしれませんね。
もちろん各クリスマス商戦で戦う企業の思惑もあったのでしょうが、そういう大人の事情はこの際置いておきましょう。
素敵じゃないですか、誰かからプレゼントを貰えるのって。
それが何であれ、気持ちがこもったものには違いありません。
贈る側も、何にしようか相手のことを考えて選ぶ時間も、また素敵なのですよ。
喜んでくれるかな、こういうの似合うなとか。
こういう素敵な風習は、これから先も続いてほしいなと思います。
お子様を育てる保護者の方々には、ちょっとだけお財布の紐を緩めてもらって。(笑)
おまけ
この時期になると度々テレビ放送される”ホームアローン2”。
ご覧になったことがある方も多いかもしれませんが、劇中で主人公のケビン・マカリスターが泊まる高級ホテル。
こちらの当時の保有者があのドナルド・トランプ氏で、映画に出演させることを条件に撮影で使わせたのだとか。
写真を載せることができず申し訳ありませんが、登場するのはケビンがホテルに到着しフロントの場所を聞くシーン。
そのケビンが声をかけて場所を教えてくれる男性こそ、若き日のドナルド・トランプ氏なんです。
気になった方は、どうか気にしながら見てみて下さいね。
感想

誰もが知っているクリスマスも、調べてみると歴史が古いことがわかりました。
2世紀頃から始まったクリスマスのお祝い、そして15世紀頃にはクリスマスツリーを飾り始め、20世紀でようやく日本で定着し始める。
長い歴史ですね、想像以上に様々な想いを受け継いだ行事なんだと驚かされてばかりでした。
日本は宗教的な意識は薄いかと思いますが、それでも毎年多くの人達が想いのこもったプレゼントを考えて、誰かのサンタクロースになっているんですね。
クリスマス関係は情報も多く、他にも調べたいことはあったのですが、これ以上は多すぎてしまうのでここまでにしておきますね。
機会があればまた他のことも調べていきたいと思いますので、よかったら読みに来てください。
素敵なサンタクロースが世界中で幸せや喜びを届ける日。
どうか皆さん、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。
それでは今回はこのあたりで。
あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。
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