【今更聞けない】地球温暖化対策、カーボンニュートラルってどういうことなのか

気になる!

こんにちは、桐生真也です。

毎年のように夏という季節がどんどん広がっているように感じます。

5月というのに30℃に迫るような気温になったり、夏が暑すぎて作物がダメになってしまったり。

子供の頃に授業で習った地球温暖化という現象が、確実に悪化しているのだろうと感じます。

そして近年聞くようになった言葉、カーボンニュートラル

ニュースなどでよく耳にはしますが、実は全く意味を知らなかったのです。

気になる!

今更ですが、気になってしまいました。

カーボンニュートラル、直訳したら中立炭素?

これじゃ意味が解らないですよね、炭素に関わることなのは何となく解りますが。

これからの地球環境を考える上でも知っておきたいですし、今更ですが調べてみようかと思います。

浅い知識と拙い文章ですがご容赦ください。

気ままにお付き合いいただけたら幸いです。

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を同量にすることで、”実質排出量ゼロ”を目指す取り組みです。

人間が生活していく上で温室効果ガスの排出をゼロにすることは困難であるため、森林を増やすことによる吸収量の増加や、化石燃料等の消費を抑えるなどによる排出量の削減、代替エネルギーの開発などによって達成を目指している。

2020年10月にこの計画は「2050年カーボンニュートラル」として発表され、先進国をはじめとした各国は2050年までに達成することを目標とした計画を発表している。

人間が活動する上で排出する温室効果ガスの量よりも、森林などが二酸化炭素を吸収する量が上回る状態を”カーボンポジティブ”という。

2023年には国連事務総長から「既に地球温暖化の段階は過ぎ、地球沸騰化の段階になってしまっている」との声明が出されるほどに、現在深刻な状況となっている温室効果ガス。

我々が生活する上でなくてはならない電力も、主要となる火力発電の為には大量の化石燃料を必要とし、たくさんのCO2が排出されています。

日本における一世帯の年間排出量を吸収させるには、40年杉が509本も必要というデータがあるみたいです。

このことからも、この取り組みがいかに重要で、かつ困難なことであるかが伺えますね。

吸収量を追いつかせるだけでは絶対に達成できないほどに、排出量が過剰に上回っています。

そうなると当然吸収量を増やしつつ、排出量をかなり抑えるような動きになってきます。

2030年までには化石燃料の消費量を半分近くまで減らし、原子力発電を約3倍に増加させ、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを倍増させるといった計画がされているようです。

最近増えましたよね太陽光発電システム、一般家庭の屋根にも取り付けてあるのを見かけることが多くなりました。

原子力発電については賛否が分かれるところではありますが、単純な効率で言えばかなり良く、化石燃料も必要としないためカーボンニュートラルという側面だけ見れば最適解とは言えます。

しかし日本の福島原発事故を含め、原子力発電所での事故は世界各国で起きており、管理の問題や事故後の汚染を考えると非常に難しい問題です。

特に日本は保有面積が狭く、周囲に人が住んでいないような土地が皆無であるため、環境的にも世論的にも原発を増やすことは難しいでしょう。

太陽光発電に関しても、発電用パネルにはカドミウムやセレンという重金属が含まれ、リサイクルが困難なものであるようで、廃棄には専門業者による処理が必要になるとのこと。

こちらもいたずらに増やしすぎてしまうと、いつかそのパネルの処理も大きな問題に発展しそうですね。

風力発電に関しては広い土地と、年間を通して秒速6.5m以上の風(物が舞い上がり、枝が揺れるほどの風)が吹いているような場所でなければ効果が発揮できないようで、日本にも北海道などにはあるようですが、設置条件が厳しいため多くを運用するには向いていない土地柄と言えるでしょう。

世界的な割合として、日本の温室効果ガス排出量は第5位で3.2%(2018年の記録:資源エネルギー庁)となっており、第1位の中国(28.6%)や第2位のアメリカ(14.7%)と比べれば少ないと感じるかもしれませんが、国土の広さの割合で言うならばアメリカは日本の26倍ほどの面積がありますから、いかに日本の排出量の割合が大きいとなっているかがわかります。

世界で一番大きい国土を持つロシア(日本の45倍くらいの国土)はそもそも排出量が少なく、グラフに名前すら出てこないので、日本が狭い土地の中でどれほど排出しているかってことですよね。

再生可能エネルギーの運用が難しく、発電を火力発電に多く依存しているため、現在は水素やアンモニアなどのCO2フリーな代替燃料によってまかなうといった方法や、一般家庭における発電システムの導入を進めているようです。

やはりこれからの時代は水素が重要になってきそうですね。

TOYOTAでも水素エンジンをずっと研究していますし、実用化するほどになればかなりエコで効率的な代替エネルギーとなってくれるでしょう。

技術の日本、世界がそう評してくれるほどの技術を生み出すことができることを願うばかりです、私は研究開発できるようなオツムを持っていないので。

個人でもできること

研究開発をできるほどのオツムは私には備わっていませんが、日々の生活の中でできることはもちろんあります。

例えば移動に関することですが、自家用車を利用する人はその頻度を減らすだけでもカーボンニュートラルな活動です。

ガソリンはまさに化石燃料、車を使うほどにCO2は排出されています。

自転車や徒歩、公共交通機関を利用することで、一人当たりの排出量は下がります。

完全電気自動車を使っている人だとしても、その電気を作ることには化石燃料を使用していますし、電気を使わないに越したことはありません。

節電をすることだって、消費する電力が抑えられるわけですからカーボンニュートラルです。

また、ゴミを処理することにも化石燃料は使われていますから、不要な物をなるべく買わないようにしたりすることでゴミを減らすのも、カーボンニュートラルへの貢献と言えるでしょう。

お金をいっぱい持っている人は、是非とも水素エネルギーの研究開発をしている企業へ投資してあげてください、もしかしたらその企業から素晴らしい発明品が出てくるかもしれません。

毎日生きるのに一生懸命な我々にはそういった投資や寄付は不可能に近いですが、小さなことでもできることから日々取り組むことはできます。

下手をすれば自分たちが生きている間にも地球環境は大変なことになりかねません、ましてや我が子が生きる世界を少しでも守ろうとすることは大切な意識だと思います。

無理してでもやりましょうというわけではありません、まずは生きることが優先ですよ。

プラスチック製品が減れば環境問題にも大きく影響しますが、安価で大量に生産できるからこそ人々の生活を支えているのも事実ですし、私たちの生活からもプラスチックはもう取り除けないでしょうから。

せめてリサイクル商品を選ぶようにするとか、そういったことからでいいと思います。

こういった取り組みに劇的な変化はあり得ません、世界レベルで数十年かけて取り組むような問題を個人でどうにかできるはずがないのですから。

でも意識して生活することはとっても大切だと思います、そういった個人の積み重ねが、世界を構成しているのですからね。

今までよりはちょっとだけ意識していこうかなと思います。

節約する、もったいないという意識は、まさしくカーボンニュートラルな考え方だと思うので。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

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