こんにちは、桐生真也です。
名言というのは、読んだり聞いたりした瞬間に、それが自然であるかのように心に留まります。
初めて聞く言葉なのに、随分前から知っていたかのように、自分の価値観を肯定してくれるような感覚。
一般に名言と言われるだけで納得できるかは人それぞれだと思いますが、せっかくですから一度くらいは目を通してみてください。
前回だけではご紹介できなかった、私の心に刺さった名言の数々をご紹介していきます。
拙い文章ですがご容赦ください。
気ままにお付き合いいただけたら幸いです。
ジョージ・ワシントン

ジョージ・ワシントンはアメリカの初代大統領であり、アメリカ建国の父とも呼ばれています。
元軍人であり、アメリカ独立戦争では司令官を務め、多くの敗戦も経験しながらも勝利し、アメリカを独立に導きました。
ではそんなジョージ・ワシントンが残した言葉はこちらです。
下手な言い訳をするよりも、言い訳をしない方がいい。
ジョージ・ワシントン
彼が残したこの言葉からは、その誠実さが伺えます。
そんな彼は圧倒的な人気で初代のみならず2代続けて大統領を務め、ラシュモア山国立記念公園には上の写真のように彫像が残されています。
人間失敗することは多くあります、それは避けようのないことでしょう。
しかしその失敗に対し、誰のせいで失敗したとか、もっとこうだったら大丈夫だったとか、そういった言い訳をしてしまいがちなのも人間です。
言い訳すると楽です、場合によってはそれが正当だと認められて免責されることもあるでしょう。
ですが多くの場合は、言い訳をしてしまったことによって心象も悪くなってしまい、本来よりも多くの信頼を失ってしまうことにも繋がりますよね。
追い詰められた時ほど言い訳を考えてしまいがちですが、失敗をしっかりと受け止めて、その上で次はどうするべきなのか考えて行動することこそ大切ではないでしょうか。
失敗を認めてしっかりと反省する、反省を次に活かして行動する、これこそが誠実さや真面目さが伝わる方法だと思います。
失敗を重ねながらも多くをやり遂げた彼のように、失敗に捕らわれず糧にして生きていきたいものですね。
武田信玄

風林火山で有名な甲斐の国(山梨県)の戦国大名である武田信玄。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という名言も残しており、何よりも人の繋がりを大切にし、軍略によって上杉謙信と渡り合い、織田信長には最も警戒すべき人物だと思わせたほどの人物です。
そんな武田信玄が残したのはこんな言葉です。
一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る。
武田信玄
読んで字のごとく、まさにこの言葉の通りではないかと感じました。
人を大切に考えるからこそよく観察されたこの言葉を、武田信玄はこの言葉を領民や家臣たちに伝えていたようです。
愚痴や言い訳をする人はそもそもその物事に対して真剣ではない、言われてみればその通りに思えますね。
自分の意志でしっかりと考えて行動する人ほど、状況に愚痴を言ったり言い訳をしないものですから。
一生懸命に取り組んでいることに対しては、目的を立てたり目標を設定したり、そういった知恵が自然と出てくるもの。
真剣であるならば、愚痴や言い訳を考えるよりも、新しい知恵を絞って行動を起こすべきとも受け取れる言葉ですね。
愚痴も言い訳も、言っているその時は気分が楽になるものですが、未来に対して何かを残すことはありません。
やり遂げなければならない、あるいはやり遂げたい目的がある時、そこへ辿り着くために思考し努力することこそ大切なことでしょう。
これから頑張ろうという場面に立った時、この言葉を思い出して奮起していきたいと思います。
ヘレン・ケラー

ヘレン・ケラーはアメリカにおいて障害を持つ人々の権利や女性の参政権などの権利や自由を訴え、アメリカのみならず日本など各地を訪問し活動した女性です。
生後間もなく病気によって視力と聴力を失い(視力は後に手術で回復)、しかし後に家庭教師として出会ったアン・サリヴァンの教育によって話せるようになり、以後最も大切な友人として二人は行動を共にするようになります。
そんな彼女の活動は世界中で認められることとなり、「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」にも選ばれています。
多くの障害を持つ人や女性のために活動した彼女が残した言葉はこちらです。
元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。
ヘレン・ケラー
私自身は障害を持っていませんが、私の子供は障害を持って生まれてきました。
それについて色々な不安はありますし、一般的な子供ならできることもできないことが多いです。
ですがこの言葉を見つけて、とても元気づけられました。
今できないことに嘆くのではなく、いつかできるようになる、この子にも楽しい人生を過ごす権利はあるのだと考えることができます。
障害を持つことは確かにマイナスのイメージがありますし、事実健常者と比べてしまうと難しいことも多いです。
それでも元気で楽しく生きることは誰にでもできることですし、親である私がそのことを忘れてはならないのだと思います。
ヘレン・ケラーは1937年に日本に来訪し、その際にバッグを盗まれてしまいました。
その事件が報道されると、日本中から彼女に同情して手紙や現金が送られてきたそうです。
それに対して彼女が放った言葉は、「私に対する同情を、今も不遇な立場に置かれている日本人の障害者に向けてほしい」というものでした。
障害を持つということは、非常にデリケートな問題だと思います。
障害を持っていることを同情されることを嫌う人もいますし、周りと比べてできないことが多いことに悔しい思いをしている人もいるでしょう。
それでも私の子供も含め、誰しも何かを楽しむ感情があって、幸せになる権利はあります。
障害だとか病気だとかを理由にして、個人ではなく単に生産性などだけで判断されてしまうことは非常に悲しいことですし、そんな人達が多くの人と同じように尊重される世の中であればと思います。
できないことは事実として多いかもしれません。
ですがそれを踏まえた上で、本人の意思を尊重して挑戦させてあげてほしいのです。
前を向いて元気に歩こうとする全ての人達に、偏見が少なく歩ける世界が訪れますように。
感想
いかがでしたでしょうか。
今回も考えさせられる名言を選ばせていただきました。
多くの事を経験し、成し遂げてきた人の言葉はやはり重みがあり深いですね。
ですが我々の人生が浅いものであるということではありません。
それぞれが過ごしてきた人生はあなただけのものであり、かけがえのないものです。
誰かと比べることでもありませんし、劣っているということでもありません。
大切なのは、喜怒哀楽も全て経験して、それでも前を向いて生きていくことなのではないでしょうか。
それでは今回はこのあたりで。
あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。
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