【降り続ける雨】日本ではどうして雨季のことを梅雨と呼ぶのでしょうか

気になる!

こんにちは、桐生真也です。

今年の梅雨入りを調べてみたら、関東地方は6月7日頃となっていました、梅雨明けは7月19日頃とのこと。

雨が続くとお出かけもできませんし、必然的に家の中に引き籠る日が増えます。

じめじめするし妙に暑いしで、梅雨の時期は嫌ですね。

子供が学校に行くには通学バスに送っていかなければならないのですが、それも雨だと凄く鬱陶しい。

傘を持ち歩く機会も増えますし、個人的にはあまり好ましくない季節ですね。

そういえば当然のように梅雨と書いて「つゆ」と読んでいますが、そもそも何で梅雨と書くのでしょうか。

気になる!

梅雨じゃなくても、雨季と言えばいいのではないのか。

梅が雨のように降ってくる逸話でもあるのだろうか。

梅雨と表現する由来や、そもそも梅雨って何なのかというところを調べていきたいと思います。

浅い知識と拙い文章ですがご容赦ください。

気ままにお付き合いいただけたら幸いです。

梅雨とはそもそも何なのか?

梅雨とは、南からくる太平洋高気圧(暖かい)と、北からくるオホーツク海高気圧(冷たい)がぶつかることで雨雲が作られ、それが日本の上空で徐々に北へ移動しながら長期間居座ることで起こる雨季のことです。

東アジアの広範囲で見られる気象で、5月~7月まで続きます。

梅雨に入ることを入梅といい、暦の上では6月11日となっている。

梅雨入りを調べてみるとわかるのですが、九州や沖縄の梅雨入りが早く、徐々に北上してきます。

二つの高気圧の力が拮抗してしまっているがために、ひと月以上もの長い期間続いてしまうようですね。

世界でも稀にみる雨に濡れるの大嫌い民族の日本において、これほど嫌な季節もないのではなかろうか。

ちなみに今年の梅雨の降雨量は、例年と同じか多いくらいだそうです。

雨の時期は困るんですよ、拾得物の傘がとんでもない数になってしまうので。

その日の傘の落とし物だけで傘屋が開けるんじゃないかってくらい届きます、特に夜には止んでしまっていたりするともっと増えるのです。

降ってないから忘れても気づかないのはわからなくはないですが、中にはとても高そうな傘も混じっていたりして、勿体ないなと思っていたりします。

実際引き取りに来られる傘はほとんどありません、全体の半分くらいはビニール傘なので仕方ないことなのかもしれませんが。

どうして梅雨って書くのか

梅雨と書く理由には諸説あるようで、見る限りではどれもありそうな理由ばかりでしたので全部載せてみますね。

  • 中国から伝わった呼び方であり、梅の実が実る時期に降ることから梅雨となった説
  • カビが増えてしまう時期であるため黴雨(カビアメ)と書いてバイウと読んでいたものが、梅雨に変わった説
  • カビが多くなり食べ物がダメになってしまう潰ゆ(ついゆ)が”つゆ”に変わった説

ちなみに中国でも梅雨と書いて”メイユー”と読むそうなので、一番上の説が非常に有力なのではないでしょうか。

個人的にはこれらの由来のどれか一つというわけではなく、それぞれの由来が各地でくっついてできたのが梅雨と書いて”つゆ”になったのではないかと思います。

普段の倍の雨が降るから「倍雨」が転じて「梅雨」というのもありましたが、これは流石に後付けな気がしますね。

言ってることはわかりやすくて好きですが、「倍」が「梅」に転じるのはよくわかりませんし。

そして調べている内に知ったのですが、どうも北海道ではこの梅雨がほとんどないそうです。

理由としては前の項でお話ししたオホーツク海高気圧が北海道を征服しており、太平洋高気圧が北海道付近に到達する頃には弱まってしまっているため、太平洋高気圧がそのまま消えてしまうそうですね。

オホーツク海高気圧は手強かった、太平洋高気圧の天下泰平は成らず。

また、北海道にも蝦夷梅雨と呼ばれる二週間ほどの雨季はあるそうなのですが、梅雨の仕組みとは関係がなく、太平洋側に限定されるものだそうです。

梅雨といえばアジサイの花

梅雨の時期に咲き誇るアジサイ。

アジサイ科アジサイ属であり、原種は日本のガクアジサイです。

花の色は土壌のアルミニウムによって変化するようで、土壌が酸性に近ければアルミニウムが溶け出して吸収され青色に、アルカリ性に近ければ溶け出さないので赤色に変化するそうです。

私の地元で咲いているアジサイは青色が多いので、土壌が酸性なのでしょう。

そしてアジサイは有毒植物であるようで、経口摂取してしまうと吐き気や眩暈を引き起こし、最悪場合は亡くなってしまうこともあるそうですから、お子さんが誤って口に入れてしまわないように注意してくださいね。

綺麗な花には棘があるじゃないですけど、まさか日本ではあちこちに咲いているアジサイが有毒だなんて知りませんでしたよ。

アジサイは密集して咲いていて、ふんわりした見た目もとても可愛らしいですよね。

梅雨らしい素敵な花ですから、雨で下がった気分を少しでも盛り上げてもらいましょう。

ちょーっと枯れ始めた頃の色が汚らしく見えてしまうのが残念ポイントではありますが。

感想

梅雨の由来、いかがだったでしょうか。

まだまだ夏は先ですが、梅雨が明ければ本格的な夏が到来します。

梅雨の間は家にいることが多いですが、その間に夏を楽しむプランを練っておくのもいいかもしれません。

個人的には雨の音は何だか落ち着くので、お昼寝の子守唄にちょうどよかったりもします。

夏の弾けた雰囲気の前の、ちょっとした小休止。

でも食べ物の管理には注意してくださいね、黴雨ですからね。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

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