【皆さんも気をつけて】落とし物に注意、忘れていきやすい場所や状況

気になる!

こんにちは、桐生真也です。

皆さんは出かけた先で忘れ物や落とし物をした経験ってありますか?

警備員をやっていると、毎日のように落とし物の処理をしなければなりません。

毎日のように色々な物が届きますし、中にはユニークな物や、どうしてこれを忘れたのだろうという物まで。

しかしこれだけ多くの拾得物を取り扱っていると、段々とその傾向や場所が見えてくるものです。

今回は今まで経験してきた落とし物や、忘れていきやすい場所の傾向などをお伝えしていこうと思います。

皆さんが落とし物や忘れ物をすることが減る参考になれば幸いです。

気になる!のカテゴリーにしているのは、若干ですが自分で調べたことも含んでいるからと思ってくださいませ。

拙い文章ですがご容赦ください。

気ままにお付き合いいただけたら幸いです。

日本での拾得物件数

2023年の落とし物は全国で約2979万点と、統計が残っている1971年以降で過去最多。また、東京都内では約408万7000件の落とし物が届けられ、現金は過去最高の約44億636万円

日本人口が約1億2450万人らしいので、およそ4人に1人の割合で落とし物をしている計算になりますね。

現金で言うなら1人当たり8万円も落としていることになります。

いやぁ結構な数ですよ、しかも年間でですから、今までの人生でというわけではないですからね。

私の勤めている所でさえ毎日数十件届くのですから、大きな駅や空港なんかではもっと数えきれないほど多いのでしょうね。

そんな所の遺失物係なんて絶対にやりたくないです、数十件でさえその処理に追われてしまうというのに。

一件毎に時間や場所、その物品の特徴を記入していかなければならないので、ほんの数秒で終わるような処理ではないのです。

しっかりしたシステムを導入しているところは写真を撮るとか、PCで入力できたりして簡単にしているようですが、私の所は全部手書きなので。

ちなみに持ち主が遺失物の届出を出して返還される割合は7割近いそうで、日本の治安の良さが伺えます。

海外では置き引きとか結構多いみたいなので、落ちている物を盗んだりせずに警察や施設の人に届ける人がそれほどに多いということです。

実際本当にちょっとした物でも届けてくれますからね。

拾った人や保管する我々からすれば大したことない物でも、落とした人にとっては大切な物かもしれませんから。

もしも警察や施設の管理者へ拾得物が届けられた場合、保管期間はその日から3ヶ月となっています。

失くしたことに気づいたら、すぐに最寄りの交番や警察署へ行くか、当日立ち寄った施設へ電話して確認してみましょう。

早ければ届けられた場所で受け取れますが、場合によってはかなり遠くの保管施設まで出向かなければなりません。

受け取りに行く際は身分証を忘れずにお持ちくださいね、受け取りの手続きで必要になりますから。

拾得物の問い合わせをする時は

問い合わせる時に伝えると探しやすい情報は以下のようなものです。

  • 落とした日時・場所
  • 色や柄・材質
  • ブランド名・商品名
  • 氏名が判る物の有無
  • その他の特徴となる事柄

もちろんより正確な方が見つかる確率が上がります。

というのも、拾得された物を目の前に広げて問い合わせに答えるところは少ないのです。

台帳などに記録された特徴などの情報から目星をつけて実際の物を持ってくるといった対応が多いので、あまりに曖昧な情報では目星も付けられず、実際にはそれが拾得されていたけれど問い合わせの内容とは合致しなかったということもあり得ます。

それと私も拾得物を取り扱う人間ですから言わせていただきたい。

絶対に横柄な態度で問い合わせないことが重要です。

探してくれる相手は検索窓に文字を入力すれば答えてくれる機械ではありませんし、業務とはいえ横柄な態度をとる相手の探し物を熱心に探そうとはしてくれません。

そもそもです。

わざとではないとはいえ落としたり忘れた人がそもそもの原因なのですから、その不注意などを棚に上げて偉そうなことを言うなんて人にものを頼む態度ではありません。

もちろん探す側も有るのに無いと答えたりはしませんが、電話の向こう側ですし全くないとは言い切れませんよね。

どちらにとってもそれはいい気分の話ではありませんし、誰も得しません。

客の立場だから当然の権利だとか思わないこと、会ったこともない人にお願いをする立場なのだと弁えた態度で話すべきです。

こちらも人間ですから、丁寧に電話をして下さる人の探し物は、やはり善意で応えたいと感じるのが心情というものです。

義務を果たすのではなく、優しさをもって探すと言って伝わるでしょうか。

見つかるかどうかは別の問題ではありますが、お互いに気持ちよく電話を切れるような会話ができればと思っていますよ。

忘れ物が多い状況や場所

ここからは実際に忘れ物が多い状況や場所についてお話します。

思い当たることがあれば、今後は注意することができるようになりますし、参考にしてみてくださいね。

雨の降った後の傘

簡単に予想できるとは思いますが、やはり多いのが雨上がりの傘の忘れ物

毎日持ち歩くものではないからか、雨が上がってしまうと必要性がなくなって失念してしまうことが多いようです。

雨が降り続けている日はそれほど届かないものの、止んでしまうと急増するのです。

特に多いのは次のような場所ですね。

  • お手洗いの洗面台や個室の中(扉の裏側など)
  • 会計レジの棚に引っかけたまま
  • 休憩所のベンチの裏など座れる場所付近

どこも傘を一度手元から離す必要があるような場所ですね。

件数としては特に多いほどではないですが、授乳室やレストランの順番待ちの椅子の付近なども見つかります。

雨上がりではなくとも、夏場に持ち歩くことが多い日傘なども同じような場所から発見されることが多くなっています。

私も含めてですが、傘を持ち歩いている時って忘れていかないようにしなくちゃって気持ちはあると思うのですが、どうしても気を抜いてしまいがちな場所では注意ですね。

これらの場所に関しては傘に限らず、他の物もかなり忘れやすい場所になるので注意してください。

女性お手洗いのスマートフォン

男性のお手洗いにももちろん忘れられていることは多いのですが、その数倍も件数が多いのが女性のお手洗いでのスマートフォン忘れ。

理由としては、お化粧直しや荷物の整理をした際に忘れてしまうようです。

女性のお手洗いには専用の鏡台が用意されていたりしますので、結構荷物を広げてしまう方が多いようですね。

スマートフォンだけではなく、化粧品ポーチや購入した袋など、荷物を広げた際に脇に避けられたであろう物も散見されます。

男性は手荷物を持つこと自体を嫌う人も多く、スマートフォンとお財布しか持ち歩いていないなんて人もしばしば。

私自身も持ち歩くものはなるべくなら少ない方がいいと考えるタイプですし、手荷物も外で出すこと自体が少ないです。

女性の多くは化粧品なども含めて持ち歩くものも多いでしょうから、どうしても整理整頓をする時に忘れていってしまうのでしょう。

お化粧や手荷物整理の後は、忘れ物がないか今一度見回してみてくださいね。

レジでの会計時のお財布やカード類

最近では有人のレジも減ってきて、無人のレジでの会計が増えました。

それに伴って増えてきたのが、レジ付近での忘れ物です。

特にカード類が多く、ポイントカードや支払い用のカードなどが多くなっています。

お釣りを取る時などにちょっと置いてしまうのでしょうけれど、最悪の場合次の利用者に悪用される可能性もありますし、実際支払いに使われてしまった事例もありました。

ポイントカードやクレジットカードを利用した際には、すぐに財布などにしまうように心がけましょう。

お財布は個人情報の宝庫ですから、ちょっとの時間であってもそこら辺に置くのは控えた方がいいかもしれません。

取り扱ったユニークな品物達

私がこれまで扱ってきた拾得物の中でも、これはどうして落としたのだろうと感じた物や、特徴的だった物を幾つかご紹介しますね。

  • 入歯:主にお手洗いにて拾得、大抵は返却できます。
  • 7桁以上の現金:冷や汗を掻きました、返却できてよかったです。
  • 旅行道具が詰まったキャリーケース:どうしてこんなに大きな物を…。返却できないこともしばしば
  • 杖:割とよく届くのですが、帰るのに必要ではなかったのでしょうか。
  • 包まれていない綺麗なお皿数枚:そもそもどうして裸のまま持ち歩いていたのか…。
  • 買った食品丸ごと全部:今日のお夕飯どうするのでしょうか。

他にも色々な物が日々届きます、平均しても15件くらいは毎日届きます。

その中でも返却できるのは僅か数件だけで、そのほとんどは保管期間を過ぎてしまい処分されます。

皆さんも一度くらいは落とし物や忘れ物をしてしまったことがあるかもしれません。

もしもこの記事が少しでも皆さんの役に立てたなら幸いです。

それでは今回はこのあたりで。

あなたの大切な時間で読んでいただき、ありがとうございました。

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